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2021/03/18 
スタッフのつぶやき
京都「青蓮院」の借景

 

つい先日

京都へ行ってきました。

 

どうしても見たいものがありまして。

 

 

コロナの状況で

動くのか!?

という話は無しでお願いします。。。笑

 

誰にも接触していない

本当に短時間の移動です。笑

 

 

 

なにが見たかったかというと

 

最近色々な本などを見ながら

改めて家を勉強しておりまして。。。

 

 

その中で

当然植栽や庭といった外構に関する情報も

沢山見るわけです。

 

 

そうすると

必ず

「借景」

というワードがちらほら出てきます。

 

 

借景はご存知でしょうか?

 

ネットで調べると

・庭園外の山や樹木などの風景を、庭を形成する背景として取り入れたもの

と出てきます。

 

 

窓など

家から見える景色に関するお話しなのですが

要は景色を借りるみたいなことです。

 

 

庭の背景にある他人の景色を借りるみたいな庭の作り方です。

 

あとは

色々と本なり情報を見ていると

 

窓など開口部を額縁のようにして

そこから見える景色を綺麗な絵のようにあらわす

みたいなことも借景という意味で

使われているような

私はそんな解釈もしています。

 

 

 

何が見たかったかざっくりいうと

庭と開口部越しの景色

見たかったという事です。

 

 

それで

調べたりすると

当然京都には

日本を代表する借景

というものがたくさんあるわけでして

 

 

そのなかで

拝観可能なところを見てきました。

 

 

 

一つ見てきたのは

「青蓮院門跡」という場所。

 

これが有名な借景の景色です。

 

奥の山が一体の庭になっているように見えていました。

奥には小さな滝があり

ずっと水の音が流れています。

風が吹くと

奥の山の木々がザーっと揺れて音が鳴り

 

とにかく目だけではなく

耳でも楽しめる美しい庭園でした。

 

なにより

開口部からずっと奥まで延びて見える景色。

 

凄く室内に広がりが出る感覚を受けました。

 

もう一つとても感動したのが

縁側の居心地の良さ。

 

自然と右から二番目の木の部分に腰掛けてしまいます。

そして一番右の木に足を投げ出して座る。

 

ここに座りながら庭園を見る。

最高に気持ちよかったです。

 

これが毎日あるとしたら

贅沢な暮らしだと思いました。

 

 

天気が良かったこともあったのですが

座っていて本当に暖かくて気持ちいいんですね。

 

私の足とともに写真を撮ってみました。

 

ちょうど畳に縁部分まで日差しが来ています。

 

これどういうことかというと

私の上半身や頭には光が当たっていないんです。

下半身だけに光が当たっている状態。

 

だから居心地の良い暖かさを感じるんです。

 

試しに一番下の木部分に座ってみると

顔まですべて光が当たり

この季節でも暑い感じが少しあったので

夏だと当然暑いですね。

 

なるほど。

下半身と上半身で

自分の暖かさの感じ方が違うんですね。

 

でも冬だと多分太陽の角度的には

上半身にも光が当たりますが

冬だとそれが暖かいという。

 

ちなみに方角は真南でした。

 

試しに北側の部屋に行くと

かなりひんやりしていました。

 

夏だと気持ち良い冷たさだと思います。

 

また開口部が開けているから風も通るので

本当に気持ちよかったです。

 

光と風の大切さをとても感じました。

 

折角なのでいろいろと測って

メモをしておきました。笑

 

 

お寺の中を歩いていると

 

JR東海のこんな広告が。

 

真夏と言っているのは温度計だけ。

 

深い軒のおかげで

やはり夏は涼しい縁側になるんですね。

 

決めました。

真夏に再度ここに来ます。笑

 

 

 

話は借景に戻りまして

廊下にはこんな窓からの景色も。

どこをみていても飽きることがない。

そんな景色ばかりです。

 

当然視線の持っていき方なども

計算済みの建築なんでしょうね。

 

 

 

 

そういえば

もうひとつ

とても驚いたというか

感動したことがありまして。

 

 

この庭園に入っていくときの話。

 

先ほどの建物を出て

別ルートから庭園に入っていき

見学できるのですが

 

その入っていく際に

 

この塀にある小さな出入口

(たぶん高さ1800くらい)

を通って庭園に行くのですが

 

塀で全く庭園が見えていないところから

 

 

 

門をくぐると

全貌が見えるのですが

 

この何が見えるか分からない状況を

あえて作り出して

そこから徐々に全貌が見えてきて

驚きを演出する見せ方。

 

 

めちゃくちゃ感動しました。

 

 

たぶんこれが間というやつなんだと思います。

間仕切りみたいなことですかね。

 

この塀がなければ

遠くからもこの庭園が見えていて

 

近づくにつれて大きくなるだけ。

 

 

でも塀で間が区切られていて

ここから庭だよというアナウンスもあり

くぐった先に抜群の景色を見せる。

 

しかもたぶん

この塀も厚み10cmとかのただの壁よりも

くぐる時間が多少あるからこそ

余計に生きてくるような気がしました。

 

 

 

 

なかなか住宅で使える技ではないけれども

 

間仕切りや垂れ壁一つとっても

人間がどう感じるかを考えて創られていることを

考えると

 

本当に面白いと思いました。

 

 

 

とてもいい勉強になったので

また夏に行きたいと思います。笑

 

 

 

 

 

 

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