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2023/02/25
家の構造 - ガルバリウム鋼板の屋根が普及している理由
みなさんは
ご自宅の屋根が
どんな材質で出来ているか
知っていますか?
近年
屋根材として主流となっているものに
「ガルバリウム鋼板」
という材料があります。
このような屋根なのですが
結構街中でも見かけるようになっています。
このガルバリウム鋼板ですが
とても大きな特徴があります。
それは
「とても軽い」
ということです。
軽いから耐震性に有利
昔ながらの家と言えば
屋根には「瓦」
ですね。
古い時代でいえば
奈良時代建立の法隆寺。
法隆寺の屋根も
瓦です。
法隆寺では
奈良時代以降
様々な時代の瓦が
使われているとされています。
瓦屋根の特徴として
・耐久性が高い
・部分的な葺き替えができる
・断熱性が高い
といったメリットがあります。
その反面
・重量が重い
という大きなデメリットがありました。
では
重量が重いと
どうなるのか?
それは
耐震性に劣る
ということです。
住宅の上部により大きな重量があると
地震が来た時に
その揺れの影響を大きく受けてしまいます。
ですから
屋根を軽くする
というのは
耐震性の向上において
とても有効な手段なのです。
これは建築基準法でも
木造の柱などの構造の大きさを決める際の計算でも
屋根に
・瓦を使う場合
・ガルバリウム鋼板を使う場合
とでは明確に計算数値が異なっています。
では
どれくらい軽いのか?
実際に持ってみた
こちらが
ガルバリウム鋼板。
こういった長い材料を
一枚一枚つなぎ合わせていき
屋根を作っていきます。
この一枚。
持ってみると
とても軽いです。
感覚的に表現すると
薄い鉄板を持っているような感じ。
間違いなく
女性の方でも持つことができます。
実際に
屋根に貼った時に
どれくらいの重量となるのか。
約30坪の戸建てに施工すると
約500kgになります。
500kgと聞くと
とても重いように聞こえますが
例えば瓦屋根だとどうなるのか。
なんと陶器瓦を施工した場合は
約5,000kgです。
とてつもない重量だと思いませんか?
要は5トンです。
初めて知った時は
大変びっくりしました。
これだけの重量差があると
地震が来た時に
いかに屋根の重さが負担になるか
想像できると思います。
でも
逆に考えると
昔から
それだけ重量のある瓦屋根を
木造住宅の柱などが支えていたと思うと
とても丈夫な構造なんだなとも
思います。
そして
そんな重量のある瓦屋根から
約1/10の重さの
ガルバリウム屋根に変わることで
どれだけ構造体への負担が減るのかも
容易に想像ができると思います。
なぜ街中に建っている最近の家の屋根には
瓦が減ってきているのか。
この理由でお分かりいただけたかと思います。
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