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2023/09/26
家のこと - 天井高2200のキッチンを製作中
これまでにあまりやったことない
新しいことを現在取組中です。
それはキッチンの天井高。
通常の話をしますと
全フロアまずは天井高さを2500mmに設定しています。
概ね新築だと2400か2500が多いと思います。
そこを基準として
リビングだけ
ダイニングだけ
キッチンだけ
と場所を絞って天井を下げるというのは
よくある手法です。
天井にリズムを付けることで
空間が豊かになります。
そんな中で
今回行っているのが
キッチンの天井高を
2200mmにするというもの。
これは
お客様から
参考画像を見せていただいて
打合せしながら決めたものです。
ちなみに
現在下地を組んである現地の写真がこちら。
こんな感じで
30cmの段差を付けています。
結構大きいので
見た目としても
とてもアクセントになりそうです。
ちなみに
キッチンの天井高を動かすことで
一つ気を付けなければならないことがあります。
それは
レンジフードの高さ。
この高さには
規定があります。
まずは「建築基準法」。
火源（火の発生元）から排気口フード下端までの高さが「1000mm以下」と定められています。
続いては「消防法」。
ガスコンロやグリルの位置からレンジフードまでの高さは「800mm以上」と規定。
この二つの規定を守らなければなりません。
つまり二つをまとめると
・レンジフードはコンロなどの加熱機器から高さ800～1000mmの範囲内に設置しなくてはいけない（要はキッチン台の高さのことです）
ということになります。
そうすると
例えば
キッチンの台の高さが850mmだとすると
レンジフードの下の位置を1650mm以上にしなければなりません。
しかし
天井高さが2200mmだとなると
そもそもレンジフード自体が基本は700mmなので
レンジフード下の高さが1500mmになってしまいます。
（ちょっと分かりずらいですかね？）
つまり規定を守ることができません。
さてどうしようか
となりますが
今回は
レンジフードを700mmから500mmへ変更する
という対応をしました。
そうすると
天井は2200mm
レンジフード下は1700mm
キッチン台は850mm
という仕上がりになります。
一応これで丸く収まったという形です。
さて
どんな良いキッチンに仕上がるのか。
完成が楽しみです！
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