スタッフブログ
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2018/04/05
スタッフのつぶやき - 話題になっている漫画の無料閲覧サイト問題について考えてみました
漫画の無料閲覧サイトが問題になっています。
メディアによく登場しているのは、
「漫画村」
です。
このサイトは漫画を無料で読むことができます。
漫画はこれまで、雑誌や単行本を購入して読むものでしたが、
いよいよインターネットサイトで違法にアップロードされ、誰でも無料で閲覧ができるようになってしまいました。
さらに最近発覚したのは、
漫画村にアクセスすると、仮想通貨をマイニングしてしまうということ。
どういうことかというと、
仮想通貨は世界中のコンピューターを使って、取引の承認作業をしていきます。
例えば、ビットコインも現在はこの承認作業をしたコンピューターに対し、報酬として新たなビットコインが付与される仕組みになっています。
つまり、
漫画村で漫画を読んでいると、自分のスマホの電力や計算能力を勝手に利用され、仮想通貨の承認作業をしてしまっているのです。
(そういったプログラミングが設定されてるようです)
勝手に電力を使われて、その分の充電の電気代を負担させられている、といったところでしょうか。
最初にこのニュースを聞いたときは驚きました。
私も漫画村がニュースになってから、一度サイトを開いたことがあるので、
多少なりともマイニングに協力してしまったことに後悔です。笑
話は戻って、
昔は音楽が違法にアップロードされ、無料で音楽が聴けることが問題になりました。
(今も問題ですが)
最近、ニューヨーク証券取引所に上場した音楽配信サービス「Spotify」。
私も有料会員で利用していますが、
無料会員では広告付きサービス、
有料会員だと広告無しで音楽が聞ける
ということで、会員数を伸ばしていきました。
今回の漫画村の問題でも言われていますが、
単行本が売れなくなると作家さんへ入るお金が減り、漫画家という職業になる人が減り、将来漫画が無くなる、という流れが懸念されています。
漫画や本は読むだけではなく、収集して部屋の本棚に置く(飾る)ことを目的としている人も一定数いると思います。
また、これまでも漫画喫茶や古本屋で購入せずに読むことができていたので、少なくとも漫画家さんへの影響はあったように思います。
しかし今回のような問題で、より影響が大きくなるのでしょうか。
また、現在ではテレビ局もアプリ上で無料再放送をするなど、利用者からすると無料でサービスを受けることができるということが、どんどん当たり前になってきており、
今回の漫画の問題も、無料閲覧が増えることで漫画家さんへの収入が減り、回り回って読者が読むことのできる作品が減るという、先のことを想像できない人が増えているのでは?と懸念している評論家の方もいました。
漫画も、音楽配信サービスのように、単行本や雑誌とはまた違ったところで収入を得るような収益構造に変わっていくのでしょうか。
漫画はとても面白く、且つ、分かりやすいものです。
文字ばかりの本に比べ、
絵と文字が組み合わさっていると、読みやすいですし、理解も早く、頭に残りやすいと思います。
漫画が無くなることはないと思いますが、新しい形の模索がこれから急ピッチで進んでいくのでしょうか。
本当に良いのは、「その作者の作品が読みたい」という読者からその作者に直接お金(読書料)が渡ることだと思います。
こういった問題が起きると、
新しいビジネスモデルを考える方が出てくると思います。
(すでに考えてる人はたくさんいると思いますが。笑)
特に、漫画が大好きで、漫画を守りたいという人で。
これから新しい考え方が出てくると思うととても楽しみです。
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