スタッフブログ
-
2018/05/10
- 住宅ローン審査の信用情報 - 【第1回】住宅ローン審査に使われる「信用情報」とは? – 審査で不安にならないために
最近、怒涛のお金シリーズです。
こういうのは思いついたら書いていかないと、忘れてしまうんですよね。笑
今日も、住宅ローンに関することを書いていきます。
テーマは、
「信用情報」
という言葉です。
私も住宅ローンに携わるようになるまでは、全く知らなかった言葉です。
お堅い言葉です。
でも住宅ローンを借りる際には、必ず出てくる言葉です。
不動産会社、銀行が、「個信(こしん)」と呼んでいるものです。
そして、実はかなり重要なポイントです。
簡単に言うと
金融機関がお金の貸し出しを判断するときに参考にする、個人の信用力
です。
これは、細かく見ていくと分かりにくい。。。
私も今回を機に頭を整理します。
結構内容ありそうなので、2、3回に分けて書きます。
信用情報に関係する具体例とか書ければ良いかなと思います。
今日はまず、概要について書きます。
はじめに
細かいことを考えるよりも、まずは
信用情報とはどういうものか?
その概要を抑えたほうが早いと思います。
信用情報とは?
「クレジットやローンなどの信用取引に関する契約内容や返済・支払状況・利用残高などの客観的取引事実を表す情報」
※日本信用情報機構より
分かりますか?
とりあえず、途中で出てきた
「信用取引」
とは何でしょうか?
信用取引とは?
信用取引とは、簡単に言うと、
「自分を信用してもらい、持っている資金以上の取引をすること」
のような感じです。
取引を行う際は、
・現金で支払う
・クレジット(信用)を使って支払う
この2つが大きな経済の仕組みと言われています。
要は
「私はこれだけの資金、資産(不動産、株など)を持っています。」
との申告に対し
「ではその資金、資産があるなら、これだけ取引(期日までに支払う約束)しましょう。」
と相手を信用して
現状の資金・資産以上のお金を使った取引をするのです。
では話を戻しまして、
この「信用取引」の客観的情報を
「信用情報」という、
と。
過去のクレジットカード、ローンなど、信用取引で行われたお金の貸し借りについて、約束どおり支払ができているかどうか。
ということです。
銀行、クレジット、信販などの契約内容・支払状況・利用残高などが情報となるわけです。
(ちなみに株の信用取引情報は、住宅ローン審査の信用情報には反映されません)
つまり、その人の「信用力」をあらわす指標になるわけです。
これを住宅ローンに当てはめると、
新たにお金の貸し借り(住宅ローンという信用取引)を行う場合、
貸す側(銀行)は、その信用情報も参考にしながら、判断(住宅ローン審査)をするのです。
個人の信用
その人の過去の信用取引情報をもとに、お金を貸す側は個人の信用を判断するわけですが、
クレジットやローンなどの履歴だけでは少ないと思いませんか?
過去のお金の履歴情報とは、簡単に言うと、
貸し借りの約束を守れたかどうか、
ですよね。
この「約束」
他の事でも測れると思いませんか?
たとえばメルカリなどで、取引成立後、約束どおり商品を発送したか、など。
本来、個人の信用力は
正直な人か?約束を守る人か?
など、もっともっと日常の中で確認することができるはず。
そんな信用力を目に見える形で表す試みが、広がっています。
中国の芝麻信用
中国の企業、アリババが提供する信用スコア化サービス、
「芝麻信用(セサミ・クレジット)」
をご存知ですか?
アリペイというオンライン決済システムの支払履歴や、
学歴、職歴、SNS上での交友関係などをもとに、
社会での信用度を測ろうというものです。
この芝麻信用のスコアを元に、金融商品の金利優遇サービスを受けられたりと、中国ではすでに様々な利用が始まっています。
シェアリングエコノミー
金融商品の信用情報とは関係ありませんが、
ウーバー(配車サービス)や、エアビーアンドビー(民泊仲介サイト)などの共有型経済では、この「信用」が重要です。
こういったサイトで使われている、お互いにレビューをしあう相互評価システムも、同じ信用情報と言えます。
エアビーアンドビーでいうと、
民泊物件を借りる側が、宿泊後に物件とサービスを評価し、レビューをする。
評価の高い貸す側(ホスト)は、そのサイト内でどんどん評価が上がり、より宿泊希望者を集めやすくなる。
これも一種の信用情報です。
そもそも資産の無い人は?
例えば発展途上国などで、元々資産が無く、借入をしたことの無い(信用情報の無い)人が、小額の借入を元にビジネスを行う。
このケースでも、従来の信用情報では貸す側にとっての判断材料が少ないため、
ブロックチェーンなど新しいテクノロジーを使い、
日々の生活で得られる信頼を、オンライン上に目に見える形で記録していくことで、信用情報を増やしていき、現物資産の無い状況でも借入をできるようにする。
そんなことも考えられます。
信用情報ってどんなものか、
お分かりいただけましたでしょうか?
今回は、信用情報の概要を書かせていただきました。
かなり長文になってしまいました。笑
次回は、
住宅ローンの審査の際に使われる信用情報について、もう少し細かく見ていきます。
—- KIZUNA HOME by 司不動産 —-
HPはこちら!
http://www.tukasa55.com/
フェイスブックはこちら!
https://www.facebook.com/tukasafudosan/
インスタグラムはこちら!
https://www.instagram.com/kizunahome/