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2018/06/21
- 住宅ローン審査の信用情報 - 【第6回】住宅ローン審査に使われる「信用情報」とは? – 日本でも始まるAIによる金利優遇
今日は「第6回 信用情報」ブログです。
【信用情報】シリーズはこちら↓
https://www.tukasa55.com/staff-blog/?cat=22
これまで
・信用情報の概要(1~3回目)
・中国で進む信用情報のあり方(4回目)
・携帯代の分割払いによる影響(5回目)
を書いてきました。
今日書くのは
第4回目でご紹介した
「J.Score」
の今日発表されたニュースについてです。
「J.Score」とは?
「J.Score」
がどういうものかと言うと
みずほ銀行とソフトバンクが始めたサービスでして
様々な質問に回答することで
AIにより自分のスコアが見える化され
そのスコアを元に
・貸し出し金額
・利率
が決定し
実際に借入ができるサービスです。
金融資産や学歴、職歴、行動
や
思考パターンなど
が分析対象となっています。
さて
この「J.Score」についての新しいニュースというのが
「Yahoo!ショッピング」「ヤフオク!」情報連携開始
https://www.jscore.co.jp/company/news/2018/0621_01/
というニュースです。
内容としては
「J.Score」のアカウントと
「Yahoo! JAPAN ID」を持っている方が
情報連携に同意し
前月末から過去1年以内に
「Yahoo!ショッピング」または「ヤフオク!」
における購買・落札実績がある
または「Yahoo!プレミアム」会員である
方に対し
適用金利を0.1%引き下げる
というサービスです。
そして
産経ニュースには
今後
過去の購買履歴と
返済実績の関係を
AIが分析し
例えば
「子供服を買っている人は、返済期間が短い」
というような分析結果が出た場合
子供服を買っている人に金利優遇をしたり
といったサービスを検討する
と書かれています。
いよいよ日本でも
IT企業が持っている信用情報による
新しい金融サービス
が始まろうとしています。
もちろん実績を評価されるのは
使う側としてはありがたいサービスです。
まずこのニュースを見て思うことは
「メルカリ」
について。
メルカリは先日、東証マザーズに上場し
大変大きな話題になりました。
メルカリは
同じインターネット上で売買する
フリマアプリ。
購買履歴や取引の評価など
様々な信用情報が集まっています。
となると
メルカリがいずれ金融商品に関係してくることもありそうですね。
そしてもう1つ。
AIによる評価。
私は産経ニュースに書かれている例えが
気になって仕方ありません。
「子供服を買っている人は、返済期間が短い」
というような分析結果が出た場合
子供服を買っている人に金利優遇をしたり
といったサービスを検討する
もちろんこれは
大雑把な例えではありますが
これって
内容によっては差別などのデリケートな問題に関わってきそうで
大変気になります。
人それぞれ違うはずなのに
統計で分類されてしまうと言うことですよね。。。
人間判断による分類はダメで
AI判断なら仕方ないとなるのでしょうか。
ここら辺が
AIと倫理観
の問題になりそうですね。
ちょっと怖くなってきたので
ここで終わります。笑
さて
今回ご紹介した日本での信用情報についての
新しい取り組み。
また信用情報について
新しいニュースが出たらご紹介していきます。
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