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2018/07/16
- 住宅ローン - 「ふるさと納税」と「住宅ローン控除」との関係について
先日
とあるお客様から
こんな質問がありました。
「ふるさと納税をした場合に住宅ローン控除は使えますか?」
というものです。
恥ずかしながら
私も詳しくは知りませんでしたので
今回のご質問を機に
少し調べてみました。
ふるさと納税について
まずふるさと納税について簡単に見てみます。
ふるさと納税は
自分が選択した自治体へ寄付をして
自治体によってはお礼の品が貰えるというものです。
では
なぜ住宅ローン控除と関係があるかというと
ふるさと納税の魅力は
お礼の品が貰えるだけでなく
所得税・住民税の還付がされ
節税ができる
というところにあります。
住宅ローン控除も
10年間にわたり
住宅ローンの残高に応じて
所得税・住民税から税金が控除されるものなので
ふるさと納税と
仕組みが似ているわけです。
なので
ふるさと納税と
住宅ローン控除を
両方使うと
目的が同じになってしまうので
果たして
併用して使えるのか
という疑問にぶつかるわけです。
併用して使えるのか
結論から言うと
併用できます。
ただし
人によって
控除される金額はもちろん違うので
控除しきれなくなるなどのケースがあるようです。
自分がどうなのかは
一度計算をしてみる必要があります。
ここで少し
ふるさと納税の税金控除の仕組みを見てみましょう。
ふるさと納税で税金の控除を受けるやり方としては
2パターンあります。
①確定申告
→ 所得税と住民税から控除される
②ワンストップ特例制度
→ 住民税から全て控除される
まずここで言えるのは
住宅ローン控除初年度は
必ず確定申告が必要です。
なので
住宅ローン控除初年度は
ワンストップ特例制度が
使えない
ということです。
では
①確定申告から。
まず
❶所得から
ふるさと納税の寄付金額を控除
→課税総所得が決まることで
所得税が決まる
❷所得税から
住宅ローンの控除額が控除される
→ここで住宅ローン控除が
所得税で全て引かれたか引ききれていないのか
の判断をする
❸まだ住宅ローン控除が引ききれていない場合に
住民税から
住宅ローンの控除額が控除される
❹まだ住民税が控除しきれていない場合
ふるさと納税の寄付金額から控除される
というような
4段階に分かれます。
つまり
最初にふるさと納税寄付金額が
所得から控除されるため
そもそもの納税額が減ります。
この納税額が減ったことで
住宅ローン控除の控除額を
目一杯使えなくなる可能性がある
ということです。
では続いて
②ワンストップ特例制度ですが
❶所得税から住宅ローン控除
❷住宅ローン控除額の控除しきれなかった分を
住民税から控除
❸さらに住民税からふるさと納税の寄付金額が控除
という流れになります。
ワンストップ特例制度は
住民税からの控除
になります。
こちらは
初年度以降の住宅ローン控除との併用
が可能です。
以上が
簡単ではありますが
ふるさと納税の税金控除の流れです。
あとは
みなさんの納税額との比較
そして
併用するかどうかの判断
になります!
色々なサイトでも
ふるさと納税と
住宅ローン控除の絡み
また株取引との絡み
などなど
様々税金面の説明が
書かれていますので
ぜひ参考にしてください。
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