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2019/03/18 
スタッフのつぶやき
便利の弊害?

 

先日

クロス職人さんと話していて

興味深い話が。

 

 

 

最近は

テレビでDIYでクロスを貼ってみたり

ホームセンターでもDIYレッスンがあったり

だれでもクロスを貼れる感じになっているよね

と。

 

 

 

また

クロス自体も

どんどん施工が楽になってきており

貼る手間は少なくなっているそう。

 

 

 

だから

若い子がクロス職人として

働き始めると

とりあえずは

簡単にクロスが貼れてしまうんだそう。

 

 

 

 

たしかに

目に見える部分の作業は

なんとなく出来そうな感じがしてしまう。。。

 

 

 

 

だから

職人って簡単じゃん

という意識を持つ若い子もいるそうです。

 

 

 

でも

ベテランになると

クロスのジョイントなどなど

その貼る場所や状況に合わせて

どうすれば

長く時間(年単位の話)が経っても

綺麗な状態か

を考えて施工しているのです。

 

 

 

パッと見は

とりあえず綺麗に貼れても

 

長年経ってから

どんな状態になっているのか

そこが

施工時の工夫が活かされる所なのです。

 

 

 

ここに職人と素人の差がつくのだそうです。

 

 

たしかに

DIYとかだと

とりあえず貼れれば

きれいにできた!

という気分になるかもしれません。

 

 

 

でも

素人と職人の違いは

お金を貰ってやっていること。

 

 

 

職人さんは

そのあとのメンテナンスを含め

責任を持ちます。

 

 

なので

将来的にも出来る限り

綺麗なままの状態であることを

目指します。

 

 

 

 

 

ここで

1つ「たしかに」と思った話が

 

昔は糊付けの方法も違ったし

クロスの材質も違ったので

色々と手間があった。

 

それは

使うクロスにあわせて対応したりしていた。

 

でも今は

そういったことを行う必要もない。

 

 

 

つまり

昔の職人のほうが

クロスのことを深く知っているし

色々とやることが多かったので

腕は良かったのではないか

ということ。

 

もちろん一概には言えませんが

なんとなく思い当たることは

 

大工さんも

昔は手刻みで柱を作り

家を組み立てていた。

 

そこでは

ノミを使っており

 

ノミを使えるということは

ノミを使わないと出来ない仕事(リフォームとか)

も出来る。

 

 

でもノミを使えないと

そういった類の仕事も出来ない。

 

 

 

 

やはり

色々と面倒な作業を

行っているからこそ学べることがあり

活かせることがあるんだな

と実感します。

 

 

なんというか

便利の弊害みたいな。

 

 

 

こんな話を考えていると

前に

ホリエモンが

寿司屋で10年修行する意味無い

みたいな発言で炎上していましたが

 

なんとなくそれに通ずるような話な気がします。

(私はホリエモン嫌いじゃないですよ。笑)

 

 

 

 

私も

出来る限り

何のためにやっているのか

 

その目的をしっかり持ち

全てのことをしていきたいです。

 

 

 

 

 

 

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